2010年03月06日(土)
光となりて 勇気となりて  

 
 ベネズエラ駐日大使である石川成幸大使の結婚式で祝福のご挨拶をさせていただきました。
石川大使は、日本と南米を結ぶ協力の架け橋の構築に大きなリーダーシップを発揮されていま
す。私がペルーから発したリマ宣言後、地上デジタル日本方式をいち早く採用していただいた
のもベネズエラです。

 石川成幸大使のお父様、石川新助氏は沖縄のご出身です。ベネズエラで初めて地歩を固めた
日本人として、どれだけの貢献をしてくださったかわかりません。「好きになれば疲れること
はない。」身一つでベネズエラを訪れた石川さんなればの言葉です。


 長崎の浦上天主堂で歌われた 「被爆のマリアにささげる賛歌 アヴェ・マリア」
「被爆のマリアのメッセージ」この地球に、憎しみではなく愛を。軽蔑ではなく尊敬を、恐れで
はなく安らぎを、絶望ではなく希望を、対立ではなく和解を、戦争ではなく平和を!
どれほど多くの人たちが平和を誓い勇気を分け与えていただいたでしょう。

 新婦さんは、「被爆のマリアにささげる賛歌 アヴェ・マリア」を世界に向けて発信されたエリ
ック・コロンさん、コロン三木佳子さんのお嬢様、コロン・えりかさんです。自らもお母様の主催
される女声アンサンブル「カメルータ神戸」のソリストとして演奏活動を続けておられます。

 

 長崎は原爆の惨禍にみまわれた町です。

 私の活動の原点である佐賀にも長崎の原爆によって被曝した方々がおられました。小さな頃、悲
惨な現実。一瞬にして人が蒸発してしまうような原爆の惨禍を聞きました。
 心理学を学び政治家を目指した原点は、人を人でなくする力に抗いたい、人を人でなくする力と
戦いたいという切なる思いからでした。
 
 結婚式の結びにえりかさんが歌をうたわれました。澄んだソプラノ。どこまでも伸びる美しいお声。
感動のあまり涙が止まりませんでした。

 カリブの太陽のような大使ご夫妻に心からの祝福のエールをお贈りしました。
貧しき人も病める人にも等しく暖かく。お二人は世界を照らす太陽として、たくさんの皆さんのさら
に大きな勇気となり、さらに暖かな光になられると確信しました。