2010年01月28日(木)
安心の社会に向けて~第二次補正予算案成立

 
 参議院予算委員会、総務委員会で答弁を行いました。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
地方交付税法及び特別会計の一部を改正する法律案も可決。
鳩山内閣としての初の予算案となる第二次補正予算が成立しました。


 政府税調でも会長代行として私の方針を提示。
一つは納税者番号制度の検討に際して、基本的な理念と進め方について。もう一つは税制を通した経済社会のダイナミズムの復元についてです。

 1990年代末、前政権が行った財政後年度影響試算によると2010年度税収は92兆円とされていました。これは、税収弾性値を1.1としてGDP成長率を1.75の場合と3.5の場合に分けて機械的に計算。財政後年度影響試算。成長がなければ財政赤字も発散してしまいます。

 なのに現実には36兆円しかないのが現状です。経済は低迷し、税収は激減。財政赤字は発散の傾向を続けてきたのです。目の前の増税を強行して、経済を失速させただけでなく、膨大な財政赤字を作り出した旧政権の誤りを繰り返してはなりません。税の議論をさらに深めて行き実行につなげます。金融政策、財政政策とあわせて経済のダイナミズムを蘇らせることが急務です。

 29日は、鳩山総理の施政方針演説をはじめとする政府4演説が本会議で行われます。
演説案は、総理が原案を示され事前に閣僚間での議論を経て文章が仕上がっていきます。
 

 同じく29日発売予定の私の本「地域主権改革宣言」(ぎょうせい)が増刷との知らせ。神野直彦先生、宮本太郎先生をはじめ、上田知事や橋下知事らとの対談も。政務三役座談会でも率直な議論をしています。