2009年07月24日(金)
修正主義では改革は実現しません!

 
 今日のニュースを見ていると、先日、議論したときに出た一つの危機認識が、早くも現実のものになったような気がしてなりません。
 民主党は胎を据えて、これまで国民に約束してきたことを仮令、どんなに時間はかかろうとも実現すべきです。細かい修正主義では改革はできません。
改革には大鉈が必要です。

 「アフガニスタンにおけるテロ支援を名目としたインド洋の洋上給油をやめる」ことをマニュフェストから落とすとか、「日米地位協定改定」もインデックスから落とすという報道が続いてなされました。

 民主党「次の内閣」で議論もしたことないことが、一部の人の議論によってなされようとしているのでしょうか?これから確認しますが、事実ならばとんでもないことです。洋上給油については他党の幹部も発言していますから、あながち誤報とばかりはいえないのかもしれません。もしそれが事実ならば、またもや細かい手続きに気をとられて大きな過ちを犯すことになります。

 マニュフェストでは一義的にこの4年の間に行うこと、できることを約束します。おそらく他国との協議の時間も含めるとこの期間に間に合うかという議論をしたのかもしれませんが、政策そのものを下ろしたのではないかという誤った情報を伝えることになりかねません。

 選挙前に約束を変えてはなりません。議論もしていないことを盛り込んだり削ったりしてはなりません。

 オバマ大統領がイラクは派兵の撤退を宣言しても、すぐには実現しないのと同様に、一定の時間がかかります。外交には相手があり、協議とともに継続性も必要になります。しかし、そうであっても個々のマニュフェストを削るべきではありません。日米地位協定の改定についても長い時間をかけて議論してきたことです。それを数人で覆す事は許されません。

 前回の小泉選挙でも私たちは大敗しました。その時、修正主義やブレが最も信頼を落とすことを肝に銘じたのではないでしょうか?