2009年07月10日(金)
日本の良心・亀井久興先生の地元、出雲へ

 
2009年7月10日(金)雨のち曇り
東京―出雲

 法案打ち合わせ・友人と戦略打ち合わせ・HP整理・サミット分析

 サミットでの日本の首相の存在感のなさは目を覆わんばかりです。
「投げ出しー投げ出し」と続いた中で、解散の決断ができなかった首相の「末路」といってしまえばそれまでですが、国益の膨大な損失に頭を抱えたくなるほどです。
紙の上での利益の追求が終に破綻して、各国が協調してことに当たらなければならない今です。新しい経済の枠組みを経済大国だからこそ出せるはずです。冷戦後、「非対称化した」脅威に対する各国の協調も、環境問題への取り組みも、日本ならでは提案があったはずです。
 避けるように会談を回避する各国首脳。誰も話し相手がいない会合ほどつらいものはありません。「射撃が得意なんだから、いつまでも的を狙ってばかりでいないで、早く討て。(解散しろ)」と終に東京都知事からも自民・麻生批判が飛び出す始末。

 衆議院の政治倫理・選挙対策特別委員会は、委員長職権で強行。
鳩山代表の「個人献金記載ミス」問題こそが、唯一の民主党に勝つチャンスの材料とばかりに攻め立てます。正しく記すというのは、政治資金規正法の大前提です。誤記載は厳しく反省すべきです。しかし、それを言う相手側には、そもそも献金記載をしていない議員がどれだけいたでしょう。この1年だけでも、恐るべき数に上ります。
 それこそ泥仕合になることを私は避けるべきだと思いますが、自らのことを棚に上げて責め立てるのは、いかにもバランスを失しています。

 風の恐ろしく強い日で、島根行きの飛行機も遅れました。
19時の開会が15分ほど遅れることに。
尊敬する国民新党の亀井久興幹事長の集会でお話させていただく光栄に恵まれました。司会は亀井あきこ参議院議員。社民党重野幹事長、前連合笹森会長とともに講演をさせていただきました。立ち見も出て大盛況です。1500人近い方々がいらしたでしょうか。
 会が終わった後、懇談。示唆に富んだご教授をいただきました。

 出雲大社の神様の紙に書いた連判状。そこには郵政民営化に反対するという70名の自民党の心ある国会議員の署名が書かれていました。2005年8月。衆議院の採決当日。裏切り者がでます。この紙に書いた署名を自ら裏切った者には何が待っているか、お話いただきました。
「平気で人を裏切る、国家と国民を売る。裏切り者は、凄惨な最期を遂げるとされています。」と地元の方。