2009年07月09日(木)
橋下知事との対談を終えて(2)

 
原口一博NC総務相 
090708、民主党本部、橋下知事との会談後の会見

■橋下知事は改革の同士
■国の政策に対し地方が「拒否権、同意権」をもつことをマニフェストに加えることを検討したい

橋下知事との会談後の会見

Q:知事と党として会っての感想は。
A:涙が出るほど感激しました。(橋下知事は)真剣に国のことを考えて、戦略をもって戦っておられます。そして具体的な提案しています。改革はこういう人にしかできないなと思いました。本当に感謝でいっぱいです。
Q:首長連合をつくっていて、次期総選挙で政党を応援するとしているが、手応えは。

A:霞が関の解体は革命に近いことです。国会議員だけでは出来ません。広く国民の支援があって初めてできますし、改革派の首長との連携があってこそ可能です。
 改革派のトップの(国政)選挙 の応援という小さいことじゃなくて、パートナー、改革の同士としての手応えを感じました。
Q:連携してくれるということか。
A:3つのことを知事に投げかけました。(それは)改革の手順の共有、戦略の共有、実地に移すための税改正。さっき絵で例えましたが、まだ私たちの案は白黒です。白黒の絵をカラーにするためにどうすればいいか。これは血みどろの戦い。言うのは簡単ですが、先ほど知事が言っていた天下り先からの嫌がらせも具体的におっしゃっていましたが、既得権益の抵抗は想像を絶しています。その抵抗と戦うための同志、その1人が橋下さんなんだと強く感じました。
Q:知事は応援もしたいと発言していたが。
A:そこは首長連合が決めることなので。私たちはどんな立場になろうが。中央政府だけではできません。分権プラン自体が、協議機関だけじゃなくて、そこに権限をもっていただくことですから。持って頂く方が半端で、天下り放題だったら意味がありません。霞が関の天下りを地方に(移し)変えただけなら国民はもっと不幸になります。

そういう意味でも問題の本質が分かって、真っすぐに進んでおられる。いいですね。
Q:橋下知事から国の政策に関して、同意権や拒否権をという考えが示されたが。
A:大事なことですね。法律の上書き権もそうです。知事が言ったのはもっと大きなことで、地方政策を国が勝手に決めるなと。それは当たり前のことです。当事者なくして政策なし。その仕組みをネクストでも検討してどうできるかデザインとして示したいと考えます。
Q:マニフェストには。
A:頭出ししたいと考えます。私たちの分権マニフェスト、地域主権マニフェストを出すが、その中に盛り込めたらと思います。知事のご提案はかなり革命的な、過激なご提案ですよね。
Q:今日の会談に至った経緯は。
A:前から大阪の番組とかで友人なんだが、改革連合をつくっていこうと考えていて。大阪府連で私たち民主党の考えをお聞ききになって「こんなんでいいのか」とおっしゃっていました。そして私たちのプランもバージョンアップする必要を感じていたので、(知事に)私たちの地域主権改革の中身をぜひ説明させていただきたいし、知事のお考えをかせてくださいとお願いしました。刺激的でした。
Q:橋下知事以外ともこのような形で会うのか。
A:今までもやってきました。松山の中村市長や佐賀の古川知事、明後日は岩手の達増知事。埼玉の上田知事、神奈川の松沢さん。大分釘宮さん・・・・。そういう同志の意見を聞いていきたいと思います。
Q:党内には橋下知事と距離を置くべきだとの声もあるが。
A:そんなことは毛頭も考えていません。(もし、そんなことを言っているものがいるとしたら)私たちだけでこの革命的なことができるんならやってみろと言いたいと思います。
少しでも応援して頂く、同じ方向を向いている人は同志。仲間を増やさないとできないし、橋下さん のこのピュアな気持ち、真っすぐな行動をよこしまな目で見ちゃまずいんじゃないでしょうか。