2009年07月06日(月)
静岡知事選挙の勝利を政権交代に

 

 草刈をして上京。


 静岡県知事選挙で民主党推薦の川勝平太さんが見事、勝利しました。名古屋市長選挙、さいたま市長選挙、千葉市長選挙、そして静岡県知事選挙と民主党推薦候補が大型首長選挙で4連勝です。しかも今回は、苦渋の分裂選挙となった民主党静岡。海野元民主党参議院議員は国会Gメンでも一緒に活動した仲間でした。静岡県連には静岡県連の事情があるので、佐賀県連の代表をつとめる私は、これ以上何もいうことはありませんが、海野さんは政界で活躍してほしい人材です。
 それでも自公候補に勝利。地方からも改革の流れが定着しつつあります。静岡県知事選挙についで東京都議会議員選挙の勝利のために全力を投入します。
 投票率は61.06%で前回を16.47ポイント上回っています。
 川勝平太  無所属新 当選 民主・社民・国民推薦  728,706
 坂本由紀子 無所属新 落選 自民・公明推薦     713.654
 海野徹   無所属新                332,952
 平野定義  共産新                  65,669


 自民党の東国原宮崎県知事の擁立についても冷やかな見方が広がっています。
麻生降ろしが本格化するのかもしれませんが、マニュフェスト選挙でこれまでの与党は、約束した政策の実効性を問われます。これまでの政策がどうだったかを選挙で問われるのです。表紙を変えても過去を変えることはできません。3分の2を超える議席でやりたい報道してきたこの4年間の、けじめをつける日が近づいてきました。
 看板の付け替えのような姑息なことはやめて、一刻も早く解散総選挙で信を問うべきです。もう逃げ回ることは許されません。


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友人から以下のアドバイスがありました。
この友人は、政治家ではありません。「国民の水準」にも言及しています。

 私自身は国民有権者の良識を信じることができたから、ここまでやって来ることができたと考えています。しかし、いくら賢明な良識をもっていても、マスメディアを使って重層的に操作を繰り返されては、判断も揺らぐかもしれません。

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 民主党政権が現実味を帯びてきたが長期政権を握ってきた自民党と官僚、財界のこと尚、何が起きるか(起こしてくるか)判らない、と一様に言っていました。兎に角、鳩山さんの「自分の金の他人名義献金」の件でお判りのように小さな醜聞を見つけ出しては大げさに合唱し、それをメディアが拡声器で流す、という構図は変わっていません。一方の自民党議員たちの醜聞は殆ど無視する、この不公平さ、著しく公正を欠く報道に国民がなれてしまい、また小さな醜聞報道に何時も囚われて大局を見失う「知的水準の低さ」はどうしようもありません。

 幸い、静岡県知事選挙でも僅差で勝利しましたが兎に角、油断は禁物です。

 ●NHKの報道を注意して見るようになって、恥ずかしくなるほどにNHKが公共放送の矜持を失ってしまったことを考えざるを得ません。最近も自民党議員の献金問題が出ても新聞はベタ記事、NHKは報道しないか、精精午後か深夜の短いニュース時間に報じるという形です。それにしても何時頃からこれほどまでに劣化したのかと話していたら知人が昨年から激しくなった、と言います。

 ネットでも話題になったと前置きし幾つか例を挙げていました。
 一つは薬害肝炎原告団の福田衣理子さんが民主党から立候補を表明した時、NHKは報道しなかった。自民党候補だったら大きく報道しただろう、と言います。また、これは直接政治家個人に関係することではないのですが、昨年9月に猛毒のメタミホドが混入した米の流事件でメディアは当初は「猛毒米」と表現し、次に「汚染米」に、それから「事故米」(?)へと緩やかになっていったと指摘します。NHKは「猛毒米」どころか「事故米」とも言わず「非食用米」との表現を使っていた、と言います。
 
 NHKが視聴者の方でなく政府(農水省、農業関係議員)の方を向いているのが判る。また「クローズアップ現代」は巧妙に本筋を隠していかにも政府(農水省)が対策を講じているような報道振りだった、などと言います。こうう指摘されるとなるほど、と頷くばかりです。民主党は、相当目配りをきかせないと例え政権交代が実現してもこの種の報道が続き、新政権を崩壊させようとするだろう、何しろ利害関係が張り巡らされ共通の利害で結ばれている人間がNHKもふくめ各界を牛耳っているから。非自民政権はメディア対策を真剣に考えないと糠喜びになる、と警告しています。  


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 上京する飛行機で山崎養世さんと偶然、一緒に。
羽田からのタクシーも同乗してしてこれからの改革について話し合いました。