2009年06月16日(火)
民主党総務・年金合同部門会議 消えた年金・これでは解決にほど遠い

 
民主党総務・厚生労働・年金合同部門会議  2009年6月16日

【原口総務ネクスト大臣挨拶】
総務委員会は昨日、理事懇談会を行いました。先週、大臣が辞任(更迭)ということでしたが昨日の4時にいたるまで政府からの説明は何もありませんでした。委員長にさえないということで、強く委員会として抗議しました。今朝の9時15分からの理事会で官房長官を呼んで釈明を求めます。その時の政府の報告によると佐藤国家公安委員長が兼任ということですが、実に6の大臣を兼務という有様です。これで政治主導ができるはずがありません。消えた年金記録回復だけでも総務大臣はたいへんなのに、これでは官僚丸投げをするしかありません。6大臣も兼ねるということは総理のような権限を持つということでしょうか。とんでもないことです。政権崩壊そのものです。民主党に政権担当能力を言う資格はありません。一刻も早く下野させるように皆さん頑張りましょう。



社会保険庁担当政務官が何か事情があって辞任 こんな大変な時に後任をつくらない。
政治主導が求められている。



NHKの番組「A to Z」


連合審査は与党は質問をしない。それだけでなく理事会に自民党筆頭が来ない。公明党に一任をするという事態。


前回部門会議での要請事項について厚生労働省よりヒアリング
 夫40年間就労、妻40年間専業主婦であるモデル世帯では、平成50年(2038年)の所得代替率は50.1%であるが、もし夫は40年間就労し、妻が40年のうち1年間、~~7年間、就労した場合、それぞれ2050年での所得代替率は何%か。また所得代替率が50.0%をきるのは妻が40年のうち、何年間あるいは何ヶ月以上、就労したときか。

●まだ作業中である

記録訂正により減額になる場合の対応について社会保険庁よりヒアリング
増額になるにもかかわらず、減額との説明を受けた事例について
訂正により減額になる事例、件数
訂正により減額になる場合の窓口対応

●まだ答えられない

千葉社会保険事務局の年金過払い事案について社会保険庁よりヒアリング
千葉社会保険事務局で事務処理の算入誤りが起きた
 誤って共済年金の加入期間を老齢基礎年金の対象期間として算入し決定していたことが判明

【質疑】
コンピュータシステムは膨大な契約金なのに、共済組合の加入をオンラインでわかるようにしておけばいいではないか。プログラムを変えるべきではないか
入力ミスで減額年金というのもかなりあるのか

ヒューマンエラーは必ずある。誤りがあるものだという前提でそれをマネージすることが大事。間違うなというのは当たり前だが、それで終わり罰だけを厳しくすると誤り隠しでさらに被害が甚大になる。誤りは誰にでもあるが、大事なのはヒューマンエラーを早期に発見してリカバーするシステムをもっているかどうかだ。どのように議論しているのか資料を開示して欲しい。

その他社会保険庁よりヒアリング

無年金者のサンプル調査について  
● 一日も早く出せるように作業中だ
 何年同じ答えを繰り返せば済むのか
 参議院厚生労働委員会で委員長から今日の理事会までに提出の指示を受けたではないか。
● 今日と言う指示とは聞いていない。相手のあることで。


再裁定の処理状況について(資料5)
● 事務処理をしたものが業務センターに上がって来る
● 全国の社会保険事務局でどれだけ滞留しているか把握していない
NHKの番組では数字が報じられていたではないか 業務センターの所長が説明をしていたが。
● 全国で調査中が670万件 そのうち神奈川県が県の集計で15万件
● 670万件は加入者も含めた数 受給者は3月末で199万件

日本年金機構にいくまでに目処をつけるということになるので、199万件をそこまでに処理をするということでいいのか?
各県別の集計を出してほしい
1ヶ月に10万件の処理ペースといっているが12月までに間に合わないではないか

訂正済み390万件だがそのうち年金受給者はいくらか
● 3月末で受給者の訂正済みが145万件
●12月末まで記録の確認作業を終わる ご本人に記録がどうであったかを本人に通知する
12月末までにはどこまで再裁定をやるのか
一般の国民の認識で言うと宙に浮いた記録を見つけて再裁定をして未払い分をもらえると考えているが、国民のほうが間違っているのか?
12月末までに記録の確認作業が約束というペーパーはどこでつくったのか
580万近い、未到達の人はどうするのか

これでは何十年かかるかわからない。現場は混乱して組織がさらに腐る危険性も
再裁定処理促進法案を総務でつくるべき