2009年03月31日(火)
第三十回日本EU議員会議でリード・スピーカーに

 
【総務年金合同部門会議】
メモ
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総務・厚生労働合同部門会議メモ
090331:
※年金記録問題拡大作業委員会
:平成21年12月から週に1度のペースで開催し、これまでに計12回開催。
⇒先週は2回と言われていたのでは。
⇒記憶で最低2回と発言。2月以降直近では3回開催されていた。

※遅延加算金システム開発費見積について
:必要な経費、期間、人員等の見積はできない
⇒今日の衆議院本会議で長妻代議士質問にどんな答弁をするのか。試算できないと答えたにもかかわらず、『相当な費用、時間がかかる』という大臣答弁は出来ないのではないか。根拠なく『できない』と答えるのはおかしいとの指摘。
⇒今日の大臣答弁を受け、来週引き続き。

※昨年の9月9日の関係閣僚会議で報告した職員の改ざん関与事案1件は、まだ調査中で中間報告もできない。
「引き続き調査を行っているので。速やかに進めていきたい」(社保庁)
⇒年金保険課内で適用徴収対策室室長が責任者として調査を行っている
 1人の職員が総括として対応
 事業主、本人にヒアリングの時には適用対策室職員が対応している。
 中間報告はまだ出せない。
★ こうした社保庁の誠実でない対応によっては参議院で法案審議は出来ない。
来週までに官房長と協議した結果を持ってきてほしい。

※「ねんきん特別便」のうち、受給者、加入者あわせて280万人に未到達
⇒加入者の未到達は送付対象から外す。
 住所変更が入ってきたら、そこに送る予定。
 例えば、2号、3号の場合事業主。1号は市町村に本人から提出してもらう。
 積極的に住所変更の届出を出していただかないと定期便が届かないと広報し ている。

【日本EU議員会議】
 第三十回日本EU議員会議で私がリード・スピーカーを務めることが決定しました。

 これからの日本・EU関係、特に教育・経済・文化・技術などでの協力関係を進める上でもとても大事なスピーチとなります。
 EU議会も改選期にあたり、友人の中には、これが最期の会議となる議員も。日本の変わらぬ理解者であり続けて下さる友人達に心からの感謝を捧げます。

【階段を歩き・・・】
足を痛めて以来、このところ階段の上り下りに苦労するようになりました。あった靴を履くって大事ですね。

 MEICのメルマガの転載です。医師の立場からの貴重なレポートで心がけたいと思うことが満載です。

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■□ 階段を歩き、生き甲斐を見つけて健康な長寿を □■

                    高久史麿

※この記事は月刊誌「安全と健康」よりご許可を頂き転載させていただいており
ます。
今回の記事は転送歓迎します。その際にはMRICの記事である旨ご紹介いた
だけましたら幸いです。

MRIC(エムリック)
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 野菜や果物の摂取や定期的な運動の励行が寿命の延長をもたらすことはよく知
られた事実である。その理由として、健康的な生活習慣による体重の減少、それ
に伴う血圧の低下、糖尿病の原因となる体細胞のインスリン抵抗性(インスリン
が十分に作用できない状態)の低下等、さまざまなことが挙げられてきた。最近
になって、健康的な生活習慣が、比較的短期間であっても、病気の発症や進展を
防ぐ特定の酵素の活性を上昇させることが報告され、注目されている1)。この
酵素はテロメレースと呼ばれ、細胞の中の染色体の末端部分のテロメアと呼ばれ
る個所のDNAの長さを延長させるように働く。逆にテロメレースの活性が低下す
るとテロメアが短くなり、細胞が死滅してしまう。しかし最近になって、テロメ
アの長さが個人の寿命にも関係することが報告されるようになった。すなわち、
テロメアが短い人は、乳がんの転移率が高い、膀胱がん、頭頸部がん、肺がん、
腎がん、大腸がんの罹患率が高い、手術後の前立腺がんの再発率が高い、あるい
は心臓の冠動脈疾患や感染症による死亡率が高いこと等が報告されている。この
ような臨床研究では、テロメアの長さやテロメレースの活性の測定に、末梢血液
中の白血球が使用され、特に、その中でもDNAの量が多いリンパ球が専ら対象と
なっている。もともと、個々の細胞の寿命に関係するテロメアの長さやテロメレー
スの活性が、なぜ病気へのかかりやすさや寿命と関係するかについてはよく分かっ
ていない。しかし、免疫反応に直接関係しているリンパ球のテロメアが短い、す
なわちリンパ球の寿命が短いことは個体の免疫能が低く、そのことががんや感染
症のなりやすさに結びついていると推定されている。

 今回報告するのは、アメリカのカリフォルニア大学の研究者が、治療を必要と
しないごく初期の前立腺がんの患者を対象とした研究である。初期のがん患者を
対象にしたのは、食事や運動その他の注意をよく守り、かつ経過中医師の所を定
期的に訪れると考えたからである。実験参加者は49~80歳(平均62.2歳)
の30人の男性で、これらの患者に3カ月間、野菜、果物、全粒穀物(加工度が
低く、ほぼ自然のままの穀物:玄米、麦類、とうもろこし、キビ、粟、ヒエ、蕎
麦、豆類(大豆製品含む)等)を多く食べること、1日30分の歩行、ストレス
の解消(例えば1日1時間の瞑想)を続けてもらったところ、白血球中のテロメ
レースの活性が29%も上がったとのことである。この研究は未治療の初期前立
腺がんという特殊な人を対象としてはいるが、健康な人にも当てはまると考えら
れる。また、今回の研究では、健康的な生活習慣に、食生活と運動だけでなく、
ストレスの緩和も含めている。このことは、ストレスの多い人は白血球中のテロ
メレースの活性が低い2)という従来の報告とも一致しているといえよう。


1)Ornish D et al. Lancet on line, Sept.16, 2008
2)Epel ES et al. PNAS 101:17312, 2004

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【二周遅れの議論】
このごろ思うことは「遅れ」です。
 世界の趨勢と日本の流れがいつもといっていいくらい「二周遅れ」なのは、どうしてなのでしょう?特にアメリカの流れを二周遅れで追いかけているように思えてなりません。

 郵政民営化議論もそうだした。通信の規制緩和もそうでした。アメリカで一時期、しきりに言われたことが、2週遅れで日本で言われ始めます。良いことならば習えばいいのですが、アメリカで失敗したようなことも、同じことを日本で始めからする必要はどこにもありません。

 政治資金の規正議論もそうです。既にアメリカではPACという冠のついた個人献金が政治の不透明さをまして、政策を歪めるということが議論され、改革が進んでいます。ところが二週遅れの議論の日本では、個人献金であれば、全てうまくいくという遅れた議論がされています。
 個人献金も企業団体献金と同様に、公開性や透明性がなければさらに悪いこととなります。

 言葉の壁なのでしょうか?翻訳された論文を読む知識人がまだ実験を握っているからでしょうか?新聞が放送局も支配する異様な制度がまだ厳然と残っているからでしょうか?
 なぜ、これだけ科学技術が発展した国で、言論や民主主義は二周遅れなのでしょう? 二周遅れの議論で世界から取り残されるのは、避けなければなりません。