2010年01月08日(金)
原口一博国会通信2010年8号☆

 日印の一層の友好協力関係を~生成発展の力 

「澄んだ瞳に託したい」
★ 〃。☆〃。☆〃。★〃。★〃。☆〃。☆〃。★

 7日は、デリーにおいて情報通信大臣会談、主席次官会談、在デリー日本企業の皆様との意見交換会、インド産業協会
との意見交換会などでした。デリー・ムンバイ間産業大動脈構想日印協力案件・インド工科大学協力案件など日本がイン
ドにさらなる発展の地歩を創る合意ができました。

 国民の平均年齢23歳とのことでした。この数字をどうとらえるのか?様々な議論のあるところだと思います。
命の問題。死亡率。格差と貧困。その一方で10年後、20年後も若いインドとの見方を示す方もおられました。若い世代が
多いということは、それだけ教育の持つ意味合いも大きいということではないかと思います。日本がさらに協力して学生
や研究者などの交換プログラムなど積極的に行えば、両国の友好発展をさらに確かなものにできますし、インドの成長力
そのものを日本に取り込むこともできると考えます。日本で学んだという親日のCEOにも出会いました。山崎顧問がその素
晴らしい行動力でいくつものタスクを創りだしてくださいました。

 一握りの超エリートが発展の富を独占できるのかという問いもいただきました。インドに大きな変化の波が押し寄せて
います。会談する大臣やICT産業のリーダーの皆さんからは「ルーラル・エリア」とういう言葉がしきりに出ます。
民主主義の進展は、貧困との決別でもあります。多くの国で地方、農村部、貧困に対する政策がない政治が敗れる事態も
おきています。インドの政権は連立政権です。与党第一党のコングレスの動きにも注目させられました。近年、連立相手
だった共産党と連立解消をしていますが、打ち出す政策のスピードの速さと実行力に学ぶところが大です。
 

 貪欲なまでの生きるエネルギー。生と死。経済発展のダイナミズムと貧困。成果の大きなミッションですが一方で世界
観を揺さぶられるような体験を致しました。

 7日夕、デリーを発ちムンバイに到着しました。
 ムンバイの潜在力にも目を見張るものがあります。デリー・ムンバイは2時間強です。今日は、ムンバイから3時間のア
ンビバレー・シティでICT会合です。未来都市を友人たちが作り上げています。従業員100万人!?の企業CEOらとの会合
も予定しています。

 インドのデリーでは堂道秀明特命全権大使はじめ多くの皆さんにお世話になりました。多くの国際舞台で日本の国益を
背負って活躍されている大使です。多くの学びをいただいたことを心から感謝申し上げます。竹若敬三公使は佐賀ともご
縁の深い方で、これからの国際的ミッションのあり方について多くのご示唆をいただきました。重ねてお礼を申し上げる
とともに、ご活躍とご健勝をお祈りいたします。