2009年04月29日(水)
原口一博国会通信2009年34号☆  2009年4月29日

原口一博「澄んだ瞳に託したい」
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 公共サービス基本法衆議院通過~国民の公共サービスを受ける権利の保障

 4月28日起草者の一人として衆議院総務委員会で公共サービス基本法案の趣
旨説明を行いました。法案は、共産党をのぞく全会派の提案となり全会一致
で議決されました。緊急上程の後、本会議で採決され参議院に送付されました。
 この法案作成に三年間、関わってきた立場からしても感慨深いものがありま
した。憲法に基づく権利を保障するためにも公共サービスを受ける国民の権利
がしっかりと明定され保障されるということは、とても大事なことです。法案
は私が同じく起草者となった障害者基本法や消費者基本法と同じつくりをして
います。すなわち国民を保護の客体とするのではなく、権利の主体として、き
ちんと位置付け、国、地方公共団体等の公共サービスを提供する責務を書き込
むという形です。
 基本法、理念法は定義をどう定めるかも難しいところです。
公共サービスとは何かと問われた時に、それは何も官が行うサービスばかりと
は限りません。市民公益という言葉が人口に膾炙してきたことからわかるよう
にNPOによって供給されるサービスも広い意味での公共サービスと言えると思
います。私たちが当初、作成した法案にはこのような広義の公共サービスも書
き込んでいましたが、与党との修正の段階で今回は落ちました。市民公益と国、
地方公共団体が行う公共サービスの間に各種業法により定められた公益事業も
あります。電力や公共放送などがそれです。これらの公益事業体が行う公共サ
ービスも原案には盛り込んでいましたが、業法との二重規制の懸念もあり修正
となりました。
 
公共サービス格差を是正し、広く国民に安心を実感してもらうためには、公
共サービスの担い手の質の確保がとても大事です。公共サービスに従事する人
たちの権利の保障という条項は、労働環境の整備という文言に今回は落ち着き
ましたが一定の前進をみました。その責務とともに権利の保障が確保されるべ
きと考えます。 
 今後は参議院での審議ということになります。補正予算審議―解散という日
程も取り沙汰されており、楽観は許されません。一日も早い成立を願います。




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