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第61回 「会読の教育と 異なる文化への理解」


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「横断的議論と横断的行動と現世的地位によらずして『志』によって集まる横断的連帯が出現した場合にのみ維新は維新となった」(藤田省三)
これまでの藩や身分を超えた志士たちの「公議興論」を支えたものは、教育でした。佐賀藩の弘道館教育は、この特集でも何回も触れましたが、切磋琢磨による自己啓発と自らの我を取り払い、普遍的な価値を求める先進的教育の基礎を支えていたものは「会読」という読書法だったと言われています。
これは、一つの文章を様々な同志が討論しあいながら読んでいくという協働の仕組みでした。
私が提案した「未来の学校」(絆事業)が全国的に広がってきました。これは優れて先進的で現代的ですが、ICT(情報通信技術)を使った「会読」の仕組みと考えても良いと思います。情報を共有することによって認識を共にし、認識を共にすることによって解決方法を討議する。ここで大切なのは個々の尊重であり、互いを支え高める喜びです。
長崎の出島を通して入ってきたものは、先進的技術だけではありませんでした。グリコやモリナガなど日本を代表するお菓子作りメーカーが佐賀から出ているのも出島から長崎街道沿いに広がったシュガーロードの伝統と深い関連があります。
遠くオランダの砂糖の文化と豊かな和のお菓子職人の技術が織り成す世界は、何とも言えない恵みに溢れています。異なる文化や考え方を排斥するのではなく、積極的に取り入れる進取の気性こそが佐賀の文化の根底にあります。
小城羊羹などシュガーロード沿いに発展したお菓子の芸術を巡り歩き、嬉野茶に代表される深い茶の文化に触れるのも佐賀の旅の楽しみの一つです。

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写真上から
・小城羊羹協同組合創立60周年記念式典(2012年2月11日(土))
・橋本鳥栖市長と平野文部科学大臣を訪問(2012年1月16日(月))
・河野太郎代議士と「平和Ⅱ」の対談(2012年1月31日(火))
・伊勢大神宮大祭特別祈願祭(2012年2月10日(金))

2012年5月号掲載


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