原口一博公式 | 民主党衆議院(佐賀1区)

第59回 「ノルウェー・オスロから平和の祈りをこめて」

2012年03月13日 世界の中の佐賀

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2011年は、東日本大震災・原発事故と未曾有の大災害に襲われた年でした。私は、この原稿をノーベル平和賞授賞式が行われているノルウェーの首都オスロ市で書いています。授賞式典に伴う「公共サービス・サミット2011」に参加し、各国の皆さんに震災支援のお礼を申し上げて、同時に世界をどのようにしてさらに平和で穏やかなものにするかを話し合いました。
ノーベル平和賞にはリベリアのエレン・サーリーフ(Ellen Sirleaf)大統領、同じくリベリアの平和活動家リーマ・ボウイー(Leymah Gbowee)氏、イエメンの人権活動家タワックル・カルマン(Tawakkul Karman)氏の3人の女性が選ばれました。
受賞者座談会や受賞記念コンサートで、直接ご本人たちのお声を聞く機会に恵まれ、とても感動しました。

サーリーフ氏は、世界の女性に「たとえ小さな声だとしても恐れず、平和を求めてください。世界中の女性たちに話しかけるとしたなら、シンプルにこう誘いかけたいと思います。姉妹よ、娘よ、そして友よ、あなたの声を見つけてください」と呼び掛けました。ボウイー氏は、リベリアの女性たちが同国にもたらした「誇り」を称え、「これは皆さんの賞、私たちの賞です」と語りました。カルマン氏は、「女性が不当に扱われ、人権を奪われると、結果として、男女を問わずその社会全体に問題が生じる」と指摘しました。

暴力と貧困、抑圧と差別。どんなことに出会おうとも挫けない力。3人の方々の声は祈りにも似て、勇気を私たちにわけてくれるかのようでした。困難に決して負けない彼女たちの強さの源がどこにあるのか思いを巡らせました。

「大地」という言葉が初めに浮かびました。全てのものを育み包み込む大きな大地。穏やかな佐賀平野と有明の海の光景と重なります。誰にも独占できないものがあります。お日様を独り占めするものはいません。誰にも侵すことができないものがあります。体の自由を拘束できても心の自由まで縛ることはできません。

女性の自由を求めて私たちを育んでいただいた佐賀の偉人のお顔が浮かびます。
今回受賞された3人の女性たちは常に微笑みを絶やしませんでした。一人きりで戦う時の暗さを口にしませんでした。そして彼女たちの姿を見た人々は、誰に指図されることもなく、ごくごく自然に大きな拍手を贈りました。豊かなお日様の光に手を合わせるように。

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写真1/ノーベル平和賞記念コンサート「12月11日(日)」
写真2/インド首相アドバイザーのピトラ・サモーダ氏と懇談「12月11日(日)」
写真3/J2リーグ戦第38節VS熊本ロアッソ戦「12月3日(土)」写真左:橋本康志 鳥栖市長

2012年3月号掲載


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