原口一博公式 | 立憲民主党 衆議院(佐賀1区)

第27回 「日本EU議員会議メンバー佐賀へ」


 

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国会には日本・EU議員会議という公式の会議があって毎年、日本EUの議員が議論と友好を深めています。私もその一員としてブリュッセルのEU議会などでも議論を行ってきました。
ヤルツェンボウスキー議員を団長とするEUの友人たちが九州を訪れてくれました。第30回の記念すべき会でかねてからお願いをしていた佐賀への訪問も実現しました。長崎の爆心地公園で悲惨な原爆の犠牲になられた方々に祈りを捧げ献花。柿右衛門窯など有田の窯元や唐津などを訪問。豊かな交流の中から創造された芸術に触れ唐津くんちの山車や曳山囃、高取邸や唐津城なども訪問しました。佐賀の名尾和紙でできた手紙セットをお土産にするなど佐賀の文化を堪能してもらいさらに友好を深めることができました。
「現下の経済・金融情勢に対する国際行動の評価並びに日本とEUにおける金融危機の対応に関する比較分析」と題して私もリード・スピーチを行い、未曾有の経済危機にあたり日欧で協力して克服していく方策についても議論しました。

世界的にも保護主義的な流れが出ています。鎖国を行っていた江戸時代。肥前佐賀藩は世界との唯一の窓であった出島を管理していました。異なる文化や科学技術を摂取することで日本は近代化に備える力を蓄えることもできました。医療や教育分野においても佐賀の先人たちが、今でも近代日本の祖とあがめられているのも開かれた窓があったからです。
唐津で行われた懇談会で、私は日本三大悲恋とされる小夜姫伝説を紹介しました。古代、唐津から朝鮮半島に支援に向かった恋人との別れを悲しみ鏡山の上から海に向かって袖を振り続けた小夜姫。七日七晩、泣きとおしてついには石になってしまいます。美しい白い砂浜、虹ノ松原の美しい光景を背景としたこの伝説の結末はあまりにも悲しい結末です。異国の地と交流や交易。様々な人たちが行き交う町には多くの物語が生まれます。遠く日本の古代に思いをいたし、EUの皆さんとの未来に向かう連帯と友好を約束しあいました。

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写真上/4月10日、唐津市にてEU議員団を曳山会館に案内。
写真下/4月5日、県総合運動場にて、さが桜マラソンをスタートする皆さんを応援。

2009年7月号掲載


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