原口一博公式 | 立憲民主党 衆議院(佐賀1区)

第50回 「未曾有の地震からの再建」


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3月11日の東北太平洋大地震は、マグニチュード9.0という世界史上でも4番目に大きな地震で津波や原子力発電所事故などで大きな被害をもたらしました。

東北地方の中には町ごと跡形もなく津波にさらわれたところもあり、多くの人命が失われました。昨年のチリ大地震の時には、私は総務大臣で総務省・消防庁の危機管理オペレーションセンターに詰めて対応に追われました。

インターネット上で津波が原子力発電所のメルトダウンを伴う大規模災害につながるのではないかとという噂が広がり、それに対して冷静な対応をしてもらうためにツィッターで安心情報を流し続けたりもしました。

佐賀県は消防団の組織率が日本最大の県です。歴史と栄光の消防の誇りをもって多くの皆さんが災害支援をしています。この度の地震では、60を超える国々が直接救助などの支援を申し出ましたが、それも日頃の日本の海外援助に今度ばかりはお返しをしたいという思いでのことでした。

世界に冠たる国債緊急消防援助隊は、いざ災害となると一番先に駆け付け多くの人命を救ってきました。

今回の災害でも福島原子力発電所の深刻な事態に古川佐賀県知事はじめ多くの皆さんがサポートしてくださいました。玄海原子力発電所を抱える佐賀県は、防災先進県でもあるのです。

本当に言葉を失うような悲惨な災害でした。私も東京にいて震度6強という地震を初めて経験しました。その時の恐怖は、今でも思い出すだけで凍りつくような思いです。
失われた尊い命。被害は大きく国難ともいうべき事態です。破壊され寸断された町。復興には多くの時間を要します。それでも略奪や流言飛語の類は一切、報告されませんでした。今こそ、日本人としての底力を発揮する時です。

被災地にむけて、多くの温かな手を伸ばしていただきました。
大切な人をなくして震えている人に肩をかし、あまりに悲惨な恐怖にすくんでいる人に温かな手を添える。
恐怖と悲しみの中でも人の持つ素晴らしさを実感せずにはいられませんでした。

連帯を日本復興への力に変えて前進いたします。

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写真上/2月16日、民主党集中インターン講演。将来を担う学生インターン生たちに「国会議員の仕事とは?」をテーマに講演。
写真下/3月6日、有明沿岸道路開通式に出席。

2011年6月号掲載


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