原口一博公式 | 立憲民主党 衆議院(佐賀1区)

第9回 「熱気球のまち」


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1980年佐賀の気球仲間が集まってバルーン大会が開催されるようになりました。水町ゴムの水町さんたち市民が中心となってその仲間たちが運営から協議まで市民の力で盛り立ててきたのが佐賀バルーン・フェスタです。
1984年から国際大会となり名称も佐賀インターナショナル・バルーン・フェスタとなりました。秋の佐賀平野をふわりふわりと色とりどりの気球が飛び、世界から多くの友人たちをお迎えしてにぎやかに開催されています。広い佐賀平野を飛ぶ熱気球を地上で追いかけるのも一苦労。いろいろなドラマが残されました。
はるばる佐賀にきていただくのだからと市民は、様々な工夫を凝らしました。ライトファンタジーも佐賀のおもてなしの心の象徴でした。
佐賀は県都といっても小さな町です。一気にたくさんのお客様が佐賀を訪れますので宿泊施設が十分というわけにはいきません。選手も大会関係者も佐賀の民家にホームステイをすることになります。英語だけでなく様々な国の言葉をしゃべることができるだろうか?言葉の壁に対する不安も当初はたくさん聞かれました。
しかし、案ずるより産むが安しで、外国語がしゃべれなくても一緒に住んでいれば自然に会話が成立するものです。言葉は日常により成立し、会話は話したいという思いから成り立つことを感動とともに知りました。
選手も観客もそれを支えるボランティアの皆さんも、大きな絆を確認し合います。佐賀の秋はとても美しい秋です。天山の山なみまでくっきり見える澄んだ空気。高く広々とした空。深まり行く秋の田園風景。今年もたくさんの笑顔と感動が生まれました。
「美味しい佐賀の手料理でもてなしていただきました。また佐賀に行きたいと思います。」
世界中から笑顔の手紙が届きます。世界中に広がった友人たち。今では、子どもたちにも世界が随分近くに感じられるようになりました。30年も前に小さな輪から始めてくださった皆さんに改めて感謝を捧げたいと思います。

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写真上/10月11日の衆議院予算委員会での質疑の模様。
写真下/10月14日、佐賀市内町民運動会にて。

2008年1月号掲載


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