原口一博公式 | 立憲民主党 衆議院(佐賀1区)

第58回 「オスロ市からの招待」

2012年02月13日 世界の中の佐賀

私のところにノルウェーのオスロ市からの招待状が届きました。
12月に開催されるノーベル平和賞の授賞式への招待状です。現在、開かれている臨時国会は震災復興のための第三次補正予算が審議されています。その閉会予定日深夜にも日本を発つことができれば授賞式に間に合うことができます。
「世界を柔和なるものに引き継ぐために」私たちは何を為せばいいのでしょう?
「全ての法律の元は人権である」と言ったのは佐賀出身の初代司法卿の衛藤新平侯です。人の尊厳を保障することができれば、社会に存在する多くの争いごとを治めることができます。知らないこと、理解しえないことによって差別が生まれ、憎しみが生まれます。
全ての世界の子どもたちに教育を行き渡らせることができれば、人種や民族、宗教や国籍の違いを超えて世界は、より連帯することができます。貧困や飢餓、抑圧や暴力から私達人間を自由にするものは、戦車でもなければましてや核ミサイルでもありません。それぞれの置かれた歴史的な位相や異なる文化の違いを理解できるようになるためには、教育が何よりも重要です。教育があって初めて人は人としての尊厳を保障され、互いの違いをも乗り越えることができます。
「あなたの不安が私の安全をも危うくする」「教育を行き渡らせることができれば、社会の様々な問題のうちの半分を解決できたのに等しい」この人間の安全保障の理想を行き渡らせることこそが、安心と自由の架け橋を手に入れる道です。

福島第一原発の20km圏内で放射線線量を定点観測するために活動している双葉地方広域市町村圏組合消防本部の皆さんと一緒に回らせていただきました。第一原発4号機南側のゲートで測ると90μシーベルト/hもありました。核や原発に依存しない世界の平和を誰よりも希求する被爆国日本。「緑の分権改革」の理想を世界に発信して、人々が相互に助け合いもっと安心して生きてける世界を作りたいと心底思いました。

主は多くの民の争いを裁き
はるか遠くまでも、強い国を戒められる
彼らは剣を打ち直して鋤とし
槍を打ち直して釜とする
国は国に向かって剣を上げず
もはや戦うことを学ばない
(旧約聖書 ミカ書4章3節)

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写真上/原口一博嘉瀬校区国政報告会(2011年10月29日(土))
写真下/インターナショナル・バルーンフェスタinSAGA(2011年11月3日(木・祝))

2012年2月号掲載


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