第67回 「オリンピック平和の祭典と核廃絶運動」
ロンドンオリンピックでは、世界中からたくさんの選手たちが集い大活躍。世界の人々は、この祭典を通しても平和と友情の絆を深めました。国連の常任理事国5か国は全てが核保有国でオリンピックの行われたイギリスもその一つです。
核兵器は、一度使用されれば、深刻かつ甚大な被害をもたらすという人道に反する大量破壊兵器で「恐怖の均衡」による抑止に使われると言われてきました。そして、一度核兵器を保有すれば、それを自ら手放すことはないという人も少なくありません。
全ての核兵器は、廃絶されるべきであり、「恐怖の均衡」の虚構は打ち破られるべきです。
イギリスでは「トライデント・プラウシェア」という草の根運動が実を結びトライデント型潜水艦に配備されていた核ミサイルが廃棄されました。
「プラウシェア」とは、「剣(つるぎ)を鋤(すき)にする」という旧約聖書の言葉をトライデントに当てはめていて、トライデントという兵器を鋤にする、剣を畑を耕す鋤に変えるという意味です。
ロンドンオリンピックでも佐賀の関係者の方々も大活躍しましたが、この草の根運動を遠く日本の地から支えた人の中にも佐賀の方がおられました。
今日、8月9日、長崎は67回目の原爆の日を迎えます。
鎮魂の祈りを捧げ恒久平和の誓いを新たにします。
「剣を鋤に 槍を釜に」被爆国の国民としてもこの言葉をかみしめたいと思います。
旧約聖書 ミカ書 4章3節
主は多くの民の争いを裁き
はるか遠くまでも、強い国を 戒められる
彼らは剣を打ち直して鋤とし
槍を打ち直して釜とする
国は国に向かって剣をあげず
もはや戦うことを学ばない
写真上1)野田総理九州北部豪雨被害視察で来佐、知事らと現状報告(2012年7月20日)
写真上2)原口一博後援会拡大会長会(2012年7月16日)
写真上3)第5期民主さが政治スクールにて校長講義(2012年7月29日)
写真下1)有明海再生に向けた郡司農水大臣と佐賀関係者との意見交換会に出席(2012年7月28日)
写真下2)古川知事と上峰町フォアスシステム視察(2012年7月30日)
2012年11月号掲載